読書するってこと。

小中学生のころ、読書は、大嫌いなものの一つでした。

当時の読書といえば、なんていうの?小説とか物語とか伝記とかを読むってのが読書と言い聞かされてた。国語の授業では、物語を読んで「主人公はどういうことを思っていたでしょう?」みたいな問題に答えたりするのが、一般的だったと思います。

本当、あの頃は、読書が苦痛で苦痛で、読書感想文なんてこの世から消滅したらいいのにとよく思ってました。

ただ、いわゆるそういう読書は、嫌いでしたが、本が嫌いだったわけじゃなかったんだよね。百科事典やイミダス、機械や装置に関する雑誌や書籍、そういうのはよく読んでました。

当時インターネットなんてなかったから、調べものと言えば、辞書とか百科事典とかイミダスとかでやるしかなかったよね。僕は、特に何か調べたいわけでもなかったけど、イミダスを開いては、何かランダムに言葉を見て、その説明文の中でわからないものをイミダスの中からまた探すっていうことをしてました。

今でいえば、ウィキペディアを永遠散策してるのとあまり変わりないかもしれません。ネットサーフィンの一種かもね。

国語の授業の話をちょっと出したけど、国語の授業で、物語を読むのは嫌いだったけど、「説明文?」みたいななんか解説したような文章は、結構よんだなと。テストの点数もよかった気が?

転機が訪れたのは、高校のころかな?なんかふと手に取った小説が案外面白くて、それをきっかけに小説を読み漁るようになりました。読み漁るといってもそんな1日1冊読めばいいかな?ぐらい。

小説と言っても芥川龍之介とか太宰治とかそういう重鎮みたいな人の本ではなくて、若者向けのライトな小説を読んでました。

高校生の頃は、いろいろあって、図書室で過ごす時間が結構あったので、集英社とか新潮文庫とかのおすすめとか夏休みの特集?みたいな文庫本が図書室に入ったら片っ端から読んでましたね。それだけじゃなくて、もう図書室の本を全部読んでやろうか?と思って、興味があるなし関係なく片っ端から読みました(笑)

高校卒業するころには、高校の図書室のどこにどんな本があるのか、すぐにわかるぐらいにまでなってました。かといって図書委員をやるとかそういうことはなかったんだけどね。

大学や社会人になると読む本が小説とかから、なんか専門書みたいなものに移って行ったりしたね。

大学のころだったら、経営学科だったから、経済学や経営学、金融論やら、なんかそのあたりの本をよく読んだし、塾講師のころは、教え方や話し方の本だとか、まぁ参考書も読むし教室運営とかの本もよんだかな。この頃は、読みたいというより必要だから読む側面も結構あった気がする。それが特段苦痛とはではないけどね。まぁ読んでるうちにその分野が好きになっちゃうなんてのはよくあったかな。

本を買うって、結構お金がかかることで、農業始めて、いろいろあって多くのお金を失ってしまったときは、本を買うことはすごい贅沢なことになったね。何かを我慢して、本を買うみたいな。その時は「最近読みたいと思える本がない」なんて言って、買えないことの言い訳をしてたよ。

大学生のころは、アルバイトで稼いだ金のほとんどは、本を買うことに費やしてたから、贅沢に買えたけど、買えない時って本当買えないからね。

最近、興味ある本以外にも「話題の本」ってのを読むようにしてる。興味のある本ばかり読んでいると、それ以外のことが分からなくなるというか、思考が偏ってしまうからね。

話題の本は、自分は興味がなかったり、あまり好きじゃなかったりするテーマもあるけど、話題であったり、書店ランキングに入るような本ってのは、時代が気にしているテーマの可能性が高いし、自分の知らない世界に半ば強制的に目をやるチャンスになるからね。

例えば、今これを書いている最近だと、「ひろゆき」とか「成田悠輔」とか「ホリエモン」とか「YouTuber〇〇」みたいなのが書いていたり、話題にしていたりする本が多い。

少し前は「落合陽一」っていう名前をよく見たけど、最近は「成田悠輔」が多くなったね。別に表に出てこないからと言って彼らが消えたわけじゃないけど、世の中は今「落合陽一」より「成田悠輔」を求めてるんだね。今帯やタイトルに出てるような人たちもそのうち違う人に入れ替わるんだろうね。

話題の本やランキング本を読んでると、そういうのが気になるね。ほんの少し前は、台湾のデジタル大臣のオードリータンなんかもよく見かけたな。

読書をしたからといって、新しい知識や能力を獲得できるわけじゃない。読書して、知識が身につくなら、もう読書は脳みそへのインストール手段になっちゃうよね。究極のライフハックじゃん。けど実際そんなわけじゃない。読んだからと言って、新しい知識や能力が身につくわけじゃない。何がわかるかって、知らないことがあったんだなーってことを知るぐらいのこと。

「へーーーーこんなことがあるんだ」ってぐらいの話。

けど、この「へー」ってのが僕は大切だと思ってる。

そこから、能動的に調べて知識として、能力として、身に着けていくか、そうしないかは、自分次第。だけど、「へー」がないときっかけすらないかもしれない。

だから、まぁ読書はきっかけの一つ。

そんなわけで、今日も僕は読書をする。自由に楽しくテキトーに

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