資産運用の狩猟と採集そして備蓄

資産運用を狩猟と採集と備蓄っていう風にとらえて考えるとなんか腑に落ちるというか、わかりやすいなって最近思った。

資産運用でよく言われるのが「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」

これを、狩猟と採集でとらえるなら、キャピタルゲインが狩猟、インカムゲインが採集。

キャピタルゲインは、売買益を狙うわけだから、狩り。

狩りって言うと、一か八かエイヤー!ってわけではなくて、じっくり獲物に狙いをつけて、じっくり近寄って、ここぞというタイミングで矢を放つわけだよね。闇雲にやったって駄目だよね。

だから、売買益狙いも同じ、じっくり銘柄選択をして、チャートや情勢を見ながら、ジワジワと間合いを詰めていって、ここぞ!というタイミングで、ポジションをとるわけだ。そして、しっかり急所を仕留めて、利益をとるわけだよね。

動物の狩りなんて、命がけなところもあるからさ、自分のリスクも考えるよね。

大きい利益(獲物)を捕らえたい、だけど、勝算のない相手に立ち向かって、踏みつぶされたり弾き飛ばされでもしたら、自分だって無傷じゃなく、下手したら死んでしまう。だから、慎重に慎重に狙いを定めるわけだ。

キャピタルゲインを狙うってのは、狩りと同じだって思うと、しっかりとリスク管理をして、だけどここぞというタイミングで襲い掛かる勇気も必要ってことだね

インカムゲインは、配当や運用益を得る、採集。

木の実や山菜、キノコなんかを森で集めてくるイメージだよね。

山菜やキノコ採りとやったひとだったらわかると思うけど、いいポイントってあるわけだよね。

毎年ここにはキノコが群生する。あの木はそんなに成らないけど、この木は毎年たくさんの実を付ける。

採集しに行くにも時間や労力がかかるから、1回の採集で効率よくたくさん集めたい。かごいっぱいの木の実を集めたいよね。

だから、毎年の様子やその年の天候や周りの情報を集めて、どこのエリアがよくものが採れるか調べるんだよね。

インカムゲイン狙いだって一緒だよね。どこの会社が配当がいいのか、配当利回りや配当性向。そして、毎年きちんと成果を出せるか。今年はよかったけど来年はだめ、では、集めに行ったとき無駄足になるからね。

業界や財務状況をしらべて、狙いをつけるわけだ。

蜂たちがただ闇雲に花々を回るわけでもないし、アリたちが無秩序に集めてるわけじゃなさそうだよね。

よりよく集められるところを見つけて、みんなで同じ場所目指してせっせと集めるだけだ。

採集であるインカムゲインは、そういうところをしっかり調べないとね。

狩猟にしても採集にしても、日々の観察や下調べがとても大切だってことだね。どちらの方法で利益を得るにせよ、そこをおろそかにしては、ただ、リスクにさらされるだけ。

闇雲に狩りをすれば、相手に返り討ちにされて、死んでしまうかもしれない。闇雲に採集をすれば、食料が集まりもせず道に迷い歩き疲れて野垂れ死ぬかもしれない。

観察、下調べ、そして、狩りや採集をよりよくできるための学習。これが揃って、うまくいくわけだ。

そして、チームワーク。

チームワークは、ポートフォリオや資産配分みたいなものだ。

狩猟だけに頼った集落は、狩りが失敗すれば、餓死する。採集だけに頼った集落は、木の実が不作の年には、餓死する。狩猟と採集をバランスよく持つ集落は、どちらかがダメでも生き延びれるかもしれない。そして、備蓄ができる集落はより生き延びる可能性が高まるだろう。

投資先の配分もアクティブに動かす部分、じっくり長期投資する部分、そして、現金として備蓄する部分。そういう風に分けることで、より生き延びる可能性が高まる。そして生き延びるってことは、繁栄することにもつながる。

だから、狩猟と採集と備蓄。これにつきるなーって話

コメント

タイトルとURLをコピーしました