先日亡くなった経済評論家山崎元さんが息子さんに送った手紙をもとに書籍化した
経済評論家の父から息子への手紙 お金と人生と幸せについて (山崎元 著、Gakken)働き方や資本主義経済の中でのお金の増やし方、そして幸福や人生ついて、読者に話しかけるように、本当に手紙のように書かれている内容でした。
最後には、息子さんにあてた手紙の本文も掲載されています。
適度なリスクをとっていく
旧来型の「リスクを取らずに堅実にポイントを積み重ねる」から「適度にリスクをとって、早くに大きなリターンを得ることを目指す」に180度変わった。
(23ページより)
働き方が変わってきて、起業したりベンチャーに参加したり、社内でも何かにチャレンジする時代になってきたな僕も感じているんですけどね
僕も大学を卒業してすぐに起業して、まぁ失敗したけど、大企業に勤めてずーっとそこにいてっていう時代ではなくなってきたのかなという肌感覚はあるよね
特に今の世代は、それがもっと加速してるのかなと思います。
資本主義経済は、リスクを取りたくない人間から、リスクを取ってもいい人間が利益を吸い上げるようにできている
(55ページより)
本書の中で、繰り返し出てくる「リスク」っていう言葉。
リスクって、冒険するかどうか、探検するかどうか、みたいなことなんじゃないかと僕は思ってるのね。
もっと簡単に言うと「やってみる」みたいなね。
やってみて、うまくいかないことはたくさんあるけど、やってみないことには始まらない
「そんなことできるわけないじゃん」「夢物語だよ」とか言われてもやってみた結果、新しいビジネスができて、それが、当たったらお金持ちになれるわけでしょう。
そして、人生の途中でお金が足りないと思ったら、節約よりも先に「もっと稼ぐ方法はないか」と考えるようであってほしい。
君の人生はその方が圧倒的に面白くなるはずだ。
(108ページ)
何が面白いかってのは人それぞれの価値観だとして
お金が足りないと思ったらっていう前置きが書いてあって、「もっと稼ぐ方法」って続いて、お金の話の章で出てくるから確かにお金の話なんだけど
もっと稼ぐ方法はないかと考えるようであってほしい。ってのは、すごく前進だよね。
これいいなって思う。
守りじゃなくて、攻めみたいな
攻めは最大の防御じゃないけど、お金がないから、節約して、苦しい生活をして・・って考えるより
どうやったらより稼げるかな!?って考える方が、確かにわくわくするよね。
あれも我慢、これも我慢、欲しがりません勝つまでは。。。では楽しくないよね。
幸福って何だろう?
人の幸福感はほとんど100%が「自分が承認されているという感覚」(「自己承認感」としておこう)でできている
(148ページ)
どういう部分を承認されているかは、それぞれだとして、これって一つの考えとしてありだなと思う
認められたいってあるよね。
それって、悪いことじゃないと思うよ。人と比較して認められてたいとかって、自然とわいてくる感情だからね。
そして「すごいね」って言われたらうれしいよね。
そんなわけで、「経済評論家の父から息子への手紙」(山崎元)を読みました。
本書の中には、投資の仕方とか運用の仕方とか、銘柄選びとかについても書いてあったりしました。
テクニカルなことだけじゃなくて、考え方、思考方法を参考に前向きに上機嫌に生きていけたらいいかなと思います。
コメント